JAPAN DRONE LEAGUE 2022 Round6 Result

国内ドローンレース公式戦第六戦愛知は高難度コース、今シーズンも残り2戦!

JAPAN DRONE LEAGUE(以下JDL) 2022 Round6が、2022年9月18日(日)川田公園(愛知県豊田市)で行われました。第六戦JAPRADAR®所属選手の結果は果たして!?

JDL Round6 in 愛知県川田公園 は連続360度ターンやスラロームが続くテクニカルなセクションとスピードが出るセクションが組み合わさったコース。そして今回の最難関はなんといっても高さ50cmしかないゲートでここを超低空で無事にくぐり抜け周回することができるか、レーサーの腕が試される。
今回TEAM JAPRADAR及びCLUB JAPRADARの所属選手で本戦となる準決勝まで勝ち進んだのは、プロクラスの上関桜雅選手、上関風雅選手、川田和輝選手、高野奏多選手、山本悠貴選手(五十音順)の計5名。

 まず準決勝の様子を簡単に振り返る。決勝に勝ち上がるのは各組1着の選手のみとなる。プロクラス1組目は桜雅選手と山本選手の対決。山本選手はスタート好調であったが2ndラップでフラッグに飲み込まれ復帰できずここまでとなった。一方桜雅選手は安定した飛びを見せるも2着でゴール。しかし1着でゴールした選手が1stラップの50cmゲートに接触した際、不通過であったため桜雅選手が繰り上げで決勝に進んだ。2組目は風雅選手と川田選手の対決。スタートから相手の機体が見えるような接戦であったが風雅選手は他の選手とクラッシュしてしまう。なんとか復帰したもののダメージが大きく再度墜落、完走はできなかった。そんな中、川田選手は快速でトップをキープしていたが2ndラップの50cmゲートを過ぎたフラッグに飲み込まれてしまう。機体が復帰したかに見えたが再び墜落し川田選手もここまでとなった。3組目は今シーズン絶好調の高野選手が挑む。3組目も互いの機体が確認できる程の大接戦で途中50cmゲートで接地してしまう選手もいる中、ミスなく1着でゴールし決勝に駒を進めた。
 決勝に勝ち上がったのはプロクラスの高野選手と桜雅選手。JDLでは準決勝までの1発勝負とは異なり、決勝は3回勝負のポイント制となる。まずは第1ヒート。高野選手、桜雅選手共にミスのないレース展開で無事完走した。高野選手が1着で5ポイント、桜雅選手が2着で3ポイントでその差は約3秒しかなかったことからもレースの熾烈さが伝わってくる。続く第2ヒートも大接戦で3周目まで1〜3着が4.35秒差しかないデッドヒートであったが、50cmゲートの侵入時に接地してしまった桜雅選手は痛恨の3着1ポイント獲得となった。高野選手は終始安定してトップをひた走り1着でゴールし5ポイントを獲得、この時点で優勝が確定した。第3ヒートではスタート早々から鋭い飛びを見せた桜雅選手でしたが、2ndラップでクラッシュした際に電源が落ちてしまい復帰ならず0ポイントで3位となった。
 なお今大会ではドローンレース世界チャンピオンの”BMS-THOMAS”ことThomas Bitmatta選手がエキスパートクラスで参戦。彼は第2ヒートを落としたものの、第1・第3ヒートを1着でゴールしエキスパートクラスで優勝した。そして今回エキシビジョンレースとして、Thomas選手とプロクラス1位と2位の選手とでバトルとなった。スタートダッシュを決めたのはThomas選手、このまま逃げ切るかと思われたが、ここでドラマが起きる。1stラップの50cmゲートで電撃的に高野選手が抜きさる。ギャラリーからはどよめきが起き、会場は盛り上がる。しかし2ndラップの50cmゲートで高野選手が接触しバランスを崩すとこの気を逃さないThomas選手が再びトップに。3rdラップで約1秒差しかない両者、必死に追い上げる高野選手でしたがスラロームのフラッグで飲まれてしまい惜しくも2位、Thomas選手が1位で世界チャンピオンとしてメンタルの強さを見せつけた。こうしてJDL2022Round6愛知のレースは興奮冷めやらぬうちに終わった。
 次の舞台は千葉、いよいよ今シーズン最終戦となる。熱きドローンバトルに挑む各選手にご期待ください。



JAPAN DRONE LEAGUE 2022 Round6の詳しい結果やレース動画は以下のリンクから。
https://www.japandroneleague.com/2022-league/Round6_2022

2022年度JDL第6戦in愛知
ドローンレーシングチーム「JAPRADAR®」及び「CLUB JAPRADAR」所属選手の戦績は以下の通り。

■PROクラス 
1位:高野 奏多
3位:上関 桜雅
5位:川田 和輝
7位:上関 風雅
8位:山本 悠貴

■EXPERT CLASS 
■OPEN CLASS
該当なし

※各クラス上位9位までの戦績になります。